■ 用語解説 ■
 「 風水 」とは
  古代の中国で起こり、約4千数百年前に体系化され、受け継がれ、後に日本にも上陸した、学術です。
  山や川などの地形の形から、また周辺の道路やビルなどの街並みから、その場における「気」の性質や流れを読みとり、その「気」を有効に開運に活かそうとする方法です。住居に応用する場合を陽宅風水と呼び、立地条件を考慮したり、インテリアの種類や配置を工夫する事で運気の改善や開運がはかれます。

  同じ家の中でも穏やかな「気」の満ちる方角、激しい「気」の満ちる方角、不安定な「気」が満ちる方角など、方角によって「気」の性質や作用が異なります。
  基本的には家あるいは各部屋の中心から計って、45度ずつ、東、東南、南、西南、西、西北、北、東北の八つの方角に割り当てて判断していきます。

 「 五行 」とは
  中国源流の占術は主に「陰陽説」と「五行説」に基づいています。この二つは元は別々の起源、流れをもっていましたが、後に合流し「陰陽五行説」として中国の代表的な思想となりました。
  五行説は、「木・火・土・金・水」という五つの性質にあらゆる事柄を分類し、その循環とバランスを尊ぶ思想です。後にそれらが「木星」「土星」「金星」などといった5つの惑星とも結び付けられました。
  五行から万物が成り立ち、あらゆる現象が起こるという考えです。そして五行には「相性」「相克」といった相関関係があり、これが吉凶判断の材料となります。

 「 鬼門 」について
  家の中心から見て東北方を「鬼の帰る道」の意味で「鬼門」と呼び、陰と陽の入れ替わる位置で「停止、変動」などの不安定な「気」の作用が働きます。
  季節の終始、生命の終始など「始めと終わり」といった神秘的で神聖な意味合いがあり、不浄を避けなければならない場所とされ、家の門や玄関、窓などの通気口がある事も嫌います。
  また五行では「土」に当たり水回りがあると良くないとされます。

 「 裏鬼門 」について
  「鬼門」である東北方の向かい側の西南方を「裏鬼門」呼びます。
  「鬼門」同様、不浄を避けなければならない場所とされ、家の門や玄関がある事を嫌います。
  また「鬼門」同様、五行では「土」に当たり水回りがあると良くないとされます。