住宅火災を防ぐには<防火の家づくり(防火アドバイス集)>

台所は内装全体の不燃化を

コンロの周辺は内装の不燃化を!!

どうして?

天ぷら油等、食用油の過熱は住宅での重大な出火原因の一つとなっています。コンロ自体の発熱量は大きく見積もって5kw程度なので炎に直接可燃物を接触しない限り大した危険はありません。しかし、食用油が過熱により着火すると、一般的に、50~100kw程度の発熱になり、炎の長さも80~150cm程度になります。
この場合コンロ上の収納棚や天井に火炎が届き、また周囲への放射熱も強くなります。

そこで!

台所内は、不燃材や準不燃材料のもので内装されていても、コンロ周辺は燃え抜けに対する抵抗力が大きな不燃材料等の内装とすることが賢明です。また、コンロが壁面に接近状態である場合、どんなに壁面等を熱に強い材料で覆っていても、内部の木材が炭化して低温でも発火することがありますので、不燃性等を有した防熱板を設置することが効果的です。